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出演者へインタビュー

interview

​ママちゃんと2時間やったよ。ほめてー。えいちゃん(弟)といっしょにレッスン室でがんばったんです。あぁねむたいと思いながら弾きました。あした。運動会がわくわくしてきて嬉しいと思えば頑張れました。やっぱりバレエはいきたいので、テクニックもラジリティもリズムもやりました

植村「二人、小さい頃はどんな子だったの?」

荒井「(西川さん指して)お稽古めっちゃしたんちゃう?」

西川「んーー?バレエ、ピアノ、ヴァイオリンはしてた。水泳もちょっと。」

荒井「習い事は、公文!チェロ」 西川「公文!やってた!!」

荒井「レッスンは富山から鈴木メソードの先生が福井に来るときに行ったり、または金沢に通ってた。でも、ぜんっぜん練習しなかったよ。本当に。小5まで玄関にチェロがあった。レッスンの度に、玄関からチェロ持っていってた。先生すごい辛抱だよね~ ゴルフバックみたいに玄関に置いてあったよ(笑)」

植村「チェロってでもそうじゃない?みんな」

荒井「大ちゃんとか、でもかなり練習してたと思うよ、子供の時から。」

(注 宮田大さん。鈴木メソード出身のチェリスト。植村がジュピタークァルテット一緒に組んでいる。)

植村「大ちゃんの事とか昔から知ってたの?」

朴「お二方最初に、何歳でヴァイオリンを始めたの?」

 

西川「4歳」

荒井「6歳」

 

植村「チェロで6歳は遅い?」

荒井「遅い方かもね、小1だから。でも、チェロは人によるよ~中学生からする人もいるし。自分は8分の1から使ってたかな」

 

朴「きっかけは?」

西川「母親がヴァイオリンにあこがれていた、かな」

荒井「きっかけね~姉がヴァイオリンをし、自分も最初やったんだけど、立ってお稽古するのが嫌で。チェロ座って弾いてるのを見て、あれならやって良いよ、と始めたん。」 

荒井「中一で初めて行った鈴木メソード夏季学校(in松本)で、初めて会ったの。大ちゃん、あっこちゃん(長谷川彰子さん・九州交響楽団首席チェリスト)、さこけん(チェリスト)とか、が~~っと弾いてて。腰抜かした。当時まだ自分は教則本だったの。玄関にチェロ置いてるだけだったからね。それで、グループレッスン行ったら、そこにいた同じレベル子が、幼稚園から小学校低学年の子しかいなくて。そしたら、その子たちが、部屋間違えたと思ったの」 

植村「俺ここじゃねぇなと思うよね!」

朴「それびっくりしたんじゃない、結ちゃん」

荒井「いや、そう。そこでね!初めて。火が付いたの

朴「それ!?それがきっかけだったの!?」

荒井「その夏季学校が終わって、学校より練習優先、と思ったらしく、当時親に。ごめん、チェロやるから。今勉強パスって

朴「いきなり!玄関から持ってってた人が!極端な人やな~。」笑 

植村「親の理解すごいね」

朴「茉利奈ちゃんは?火が付くきっかけは!?」

西川「梨恵ちゃん、食べ~。おいしいよ~。(メモするのに必死な私を気遣ってくれる。)」

植村「茉利奈ちゃん小さい頃から頭角表したと聞いているけど、小さい頃の舞台での話、前聞いたよね。」

西川「その話。いきますか。始めたての頃。鈴木メソードの夏のすごい発表会があって。100人くらい一緒に弾く演奏会で」

植村「それどこで?」

西川「松本の大きなコンサートホール。そこで、舞台の上で・・・・・・・

   おもらし、してん。!!!!!!

   最後まで弾ききるか、袖に戻ってトイレに行くか迷った結果、弾きながら、もらしながら弾くという選択をしました、イメージ的には靴の中にためようと、、でも全部舞台にたれた(笑)」この話は何度も聞いているが、面白い

西川「結果、99人に迷惑をかけ、漫画のようにつまみ出されました。結局母に激怒されました」

植村「凄いデビューですね、今回もらさないでくださいね」

その後は?

西川「私幼稚園行ってないねん。親の方針で。幼稚園の時期は、家で」

植村「お母さん、相当エネルギーあったんだね。」

西川「お兄ちゃんを見て、その方がいいと思ったみたい。その時間公文とかやってた。親は共働きだったから、その時期はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒にいてんな。」

朴「おじいちゃん!(前に聞いた話)おじいちゃん、練習してたら 今の良かったよ!って褒めてくれるんでしょう?」

荒井「まじ!?いいね~~」

西川「あぁぁぁそうそう。ヴァイオリンさらってたら、畑仕事してるおじいちゃんが「ええ音しとるわ!」って言いながら笑顔で頷いてたりしてた。」

 

植村「おじいちゃん、感激屋さんなんだね。」

西川「おじいちゃんが教育熱心で、その影響で母親はかなり熱心に。」

朴「その幼少の時期ってやっぱりずっとヴァイオリンしてたの?」

西川「こんな手紙母親に書いてた」

母が留守の時に練習をして、手紙で報告してたっていう毎日やったかな。

朴「これ、泣けるね。子供がこんな努力して

植村「頑張って練習してたっていうことがわかるね」

 

おもらしからのギャップ!!!

 

植村「うちらとどう出会ったのかっていう話するか」

 

私と西川さんは、小中学校と毎週土曜、桐朋学園大学音楽学部付属 子供のための音楽教室茨木教室に通い弦楽合奏をしていたのですが、私たちの知らないところで植村は毎週茨木教室にその指導者である立田先生の元にソロレッスンを受けに通ってたとか。新年の発表会はいつも一緒に出てたようです。

西川と荒井は(敬称略)、いしかわミュージックアカデミーに行ったのが一緒。西川と植村は中3でその講習会にも一緒に参加してたとのこと。

荒井と植村、朴北海道PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)でそれぞれ出会う。

朴「子供のころどうやって練習してたかとか、集中できたかってこと、

ききたいのだけど」

荒井「子供のころ本当に練習してない」

植村「子供のころ変に練習しすぎると弊害もあるよね」

皆大きくうなずく。

荒井「子供のころね、ミニ四駆にはまってたの。全部キット買ってもらって。ずっとそればっかりやってた」

植村「俺それもやってたわ!」

西川「私はりかちゃん人形。りかちゃんの髪の毛切って、伸びひんことにショックを受けた。」

  「のびないーーー!!!て」

植村「どんなけ!お嬢様やな」

西川「弟の事可愛すぎて。水と砂混ぜたのをコーヒーだと言って弟に飲ませたら入院した」一同驚き笑い

   (今では仲良し。もちろん無事です。!絶対に真似しないでください!)

植村「とにかく愛情が深すぎたんや。」

植村「でも練習、嫌な中でも続けてた理由って何だったの?子供って練習するの嫌でしょ。その中でも続けた理由があるはず。」

西川「うん。習慣かな。歯を磨くかのように。当たり前のことだと思っていた」

荒井「うちね、あのね。小学校の時に病院で弾いたの。おじいちゃんがいたんだけど。慰問コンサート、いや、びっくりしたよ。こんな子供の演奏に、おじいちゃんおばあちゃんが泣いたんだよ。それは大人になった今でも覚えてる。」

植村「多くの子供が、コンクール、コンクールなんだよね。その時期。それでコンクールのためにミスしちゃいけないとか表面的な見栄えのためにガチガチになっちゃう子が多いんだけど、そんなことより、おじいちゃん達が自分の演奏で泣いて感動してくれるっていう音楽をする喜び知る方がそりゃ後々の音楽人生にいいよね。」

 

幼少期から小学生くらいまでのお二人の話を伺いました。

続編 田村響氏へインタビュー予定乞うご期待!!!!!!

ヴァイオリンの西川茉利奈さんとチェロの荒井結子さんへインタビューです!

 

ベートーヴェンOp.131の体力のいるリハーサル後(多分普通の人が想像する以上に、リハーサルは体力がいる!!)おいしいものを食べに京都の街を繰り出した弦楽四重奏メンバー。食事の前に、私・朴と夫・植村が2人にインタビューをしました。

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